共有名義の家で離婚するとどうなる?売却・住み続ける場合の注意点

皆様こんにちは、岩手県(盛岡市・滝沢市・矢巾町・紫波町・花巻市・北上市・金ヶ崎町・奥州市・一関市・その他エリア)で中古住宅の買取再販を行っている、さいはん本舗です。

離婚に伴う不動産問題の中でも、特に複雑でトラブルになりやすいのが「共有名義の家」です。夫婦で協力して購入したマイホームは、気持ちの面では平等でも、法的・金銭的な整理は決して簡単ではありません。共有名義という状態を正しく理解しないまま離婚を迎えてしまうと、その後何年にもわたって問題が尾を引くケースが少なくありません。

岩手県(盛岡市・滝沢市・矢巾町・紫波町・花巻市・北上市・金ヶ崎町・奥州市・一関市・その他エリア)では、土地付き中古住宅を夫婦共有で購入するケースが多く見られます。住宅ローンもペアローンや連帯債務になっていることが多く、名義と債務の関係を整理しないまま離婚すると、大きなリスクを抱えることになります。


■「共有名義」とは何が問題なのか

共有名義とは、ひとつの不動産を複数人で所有している状態です。たとえば、夫が持分2分の1、妻が持分2分の1といった形が一般的です。この状態では、家は「どちらか一方のもの」ではありません。

最大の問題点は、どんな処分をするにも共有者全員の同意が必要という点です。売却、賃貸、リフォーム、解体、いずれも単独では決められません。離婚後に連絡が取れなくなったり、感情的な対立が残ったりすると、不動産が完全に“動かせない資産”になってしまいます。


■離婚後も共有名義を放置するリスク

「今は住まないけど、いつか整理すればいい」「名義はそのままでも問題ないだろう」と考えてしまう方は多いですが、共有名義の放置は非常に危険です。

まず、住宅ローンが残っている場合、返済義務は名義人それぞれに残ります。住んでいない側がローンを支払っているケースでは、不満やトラブルが生じやすくなります。支払いが滞れば、信用情報に影響し、将来の住宅取得にも支障が出ます。

また、固定資産税や維持管理費の負担を誰がするのか曖昧なままだと、未払い・滞納の原因になります。岩手県の住宅は、冬季の除雪、給湯・暖房設備の維持など、住んでいなくてもコストがかかります。


■「売却する」場合の注意点

共有名義の家を売却する場合、必ず共有者全員の合意が必要です。どちらか一方が売却に反対していると、原則として売ることはできません。この点が、単独名義の不動産と大きく異なります。

また、売却価格をめぐって意見が対立するケースも非常に多く見られます。「もっと高く売れるはず」「その価格では納得できない」といった感情的な主張が入りやすいため、第三者である不動産会社による客観的な査定が重要になります。

岩手県内の中古住宅市場では、築年数、断熱性能、立地、敷地条件などによって価格差が大きくなります。特に寒冷地仕様が不十分な住宅や、空き家期間が長い物件は、想定よりも査定額が低くなることも珍しくありません。


■「住み続ける」選択の落とし穴

離婚後、どちらか一方が家に住み続ける選択をするケースもあります。特に子どもがいる場合、この選択が検討されることが多いですが、注意点も多く存在します。

まず、共有名義のまま住み続けると、将来的な売却時に再び相手の同意が必要になります。さらに、住んでいない側が「持分をどうするのか」という問題も残ります。代償金を支払う場合でも、不動産評価額を巡って揉めることが少なくありません。

住宅ローンの名義変更や借り換えが必要になるケースもあり、金融機関との交渉が必須となります。これを怠ると、「住んでいないのにローンだけ残る」という最悪の状態に陥ることもあります。


■共有名義を解消するための現実的な方法

共有名義を解消する方法は、大きく分けて3つあります。

1.売却して現金で分ける
2.一方が持分を買い取る
3.不動産会社による買取を利用する

それぞれにメリット・デメリットがありますが、感情的な対立が強い場合や、早期解決を望む場合には「買取」という選択肢が現実的な解決策になることもあります。


■岩手県の中古住宅だからこそ注意したい点

岩手県(盛岡市・滝沢市・矢巾町・紫波町・花巻市・北上市・金ヶ崎町・奥州市・一関市・その他エリア)では、車移動を前提とした立地条件や、雪・寒さへの対策が住宅価値に直結します。都市部と郊外で需要に差があり、「場所によっては売れるまで時間がかかる」ことも想定しておく必要があります。

共有名義のまま時間が経つほど、建物の価値は下がり、選択肢は狭まっていきます。早めに現状を把握し、動くことが重要です。


■さいはん本舗ができること

さいはん本舗では、共有名義の中古住宅についても、権利関係を整理しながら現実的な解決策をご提案しています。

・共有名義で話し合いが進まない
・住宅ローンが残っている
・空き家状態になっている
・感情的な対立がある

こうしたケースでも、第三者として冷静に状況を整理し、次の一歩をサポートします。


■まとめ:共有名義は「そのまま」にしない

共有名義の家は、離婚後に最もトラブルになりやすい資産です。「今は困っていないから」という理由で放置してしまうと、後々大きな問題として返ってきます。

不動産は、時間が経てば自然に解決するものではありません。むしろ、早く向き合った人ほど、選択肢が多く、負担の少ない解決が可能になります。

岩手県内(盛岡市・滝沢市・矢巾町・紫波町・花巻市・北上市・金ヶ崎町・奥州市・一関市・その他エリア)で中古住宅を売却したい・購入したい方はぜひ、さいはん本舗へお気軽にお問い合わせください。

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